スパイラルホール
SICF20 展示設営
2019.5.3 - 2019.5.4
展示から販売まで、
アーティストをサポートする仕組みづくり
弊社でサポートを行なっているWATARU MURAKAMIの作品を、2019年5月3日〜4日に東京・南青山スパイラルホールで開催されたアートフェスティバル「SICF20」にて展示しました。
WATARU MURAKAMIは現在ドイツを拠点に活動しており、西洋美術で扱われてきた「静物画」に着目し、写真を媒体とした制作活動を行なっています。今回の展示では「Still Life Tracing」の計7点を展示しました。
1人〜2人ほどしか入らない空間(H2400×W1650×D1650mm)で、「Still Life Tracing」の世界観を最低限の作品数で展示する必要がありました。真正面の壁に作品を配置することから基準を定め、左右の壁の展示で大きさの違う作品を配置することで展示に奥行を生み、立体的な展示になるように計画しました。テーブルには「Still Life Tracing」の作品過程とも言える3点のドローイング作品を置き、「Still Life Tracing」の制作過程を伝える展示となっています。
SICFでは搬入および展示作業は、午前7時から開場までの11時までの4時間となりました。動画は展示作業の様子を写したタイムラプス動画になります。開梱後、墨出しを行ない、壁掛けのものから展示していきます。実際の現場で見つかった課題点は、梱包の難しさも体験することとなりました。今後、より安全かつより簡易な搬入・梱包方法を検討すべき点を見つけることができました。
©︎TOKYO TENDER TABLE
今後日本での作品販売を開始するうえで、販売価格の決定と販売ページの開設を行ないました。
※WATARU MURAKAMIの販売ページはこちらのリンクから。
また、本展の広報活動のひとつとして、ポストカードを制作し、会場内で配布しました。
「Still Life Tracing」の落ち着いた色味を引き出すため、マットの厚紙に印刷し、裏面には作品のキャプションとQRコードを設け、ホームページにアクセスしやすいようにデザインしています。